あなたはボランティアとして介護施設で一日過ごすこととなりました。以下の中でできる仕事にチェックをいれてください。
□ 1 ドライバーとして利用者様の家から施設まで利用者様をお乗せする
□ 2 フロアで利用者様と30分おしゃべりする
□ 3 レクリエーションとしてビンゴゲームを仕切る
□ 4 30人分の飲み物やお菓子を準備し、配り終わったら食器を洗う
□ 5 入浴の際のお着換えのお手伝いをしたりドライヤーで髪を乾かしたりする
□ 6 食事をうまくできない人の食事のお手伝いをする
□ 7 利用者様が失禁で汚してしまったトイレの掃除や衣類の洗濯をする
□ 8 介護請求業務や、介護計画書などを作成するお手伝いでパソコンを扱う
□ 9 利用者様がベッドから車いすに移乗をするスタッフのお手伝いをする
□ 10 利用者様のおむつの交換をするスタッフのお手伝いをする
どうですか?10個のうち何個まるが付きましたか?
私は、介護の仕事をまずは病院の看護助手から始めました。その際に、不安だったのが7と9と10ですね。7は、単純に「匂い」がだめじゃないかと。しかし、さすがに2年間外科病棟にいて毎日尿器便器を洗う仕事をしていたらマスクさえしていたら平気になりました。9と10は病院で看護師さんについて寝たきりの方のお世話をし、移乗してレントゲンなどの検査にお連れする仕事や入浴介助をしているうちにできるようになりました。それ以外の7つは特に経験はありませんでしたが抵抗なくできるなあと感じていました。
みなさんはいかがですか?
いつやってくるかわからない機会に備える
たとえば親が認知症になる、大腿骨を骨折して歩けなくなる、脳血管疾患で半身マヒになる、といった事に直面した際に、このうちいくつ自分ができるのか、とても重要な事だと思います。介護サービスを利用しながらも、自分も介護に参加していく時に自分は何ができるのか自覚する必要があります。
7と9と10はできないのであれば介護サービスに頼む方法を考えればいい。運転しか〇がつかない、それでもいいと思います。要は自分はどう関わる事ができるのか、そのリソースの点検することに意味があるからです。ごはんを作る、ごはんを食べる、洗い物をする、排せつする、お風呂に入る着替える、身だしなみを整える、掃除や洗濯をする、出かける。
介護はそんな「生活をする力」を試される機会ではないでしょうか。
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