エントリーシート作りで大切な3つのポイント

実は、結構長い期間、就活カウンセラーをしていました。ここ最近は全く違う仕事をしていましたが、大学4年生の娘が今年就活で、久々にエントリーシートの添削をしていて、改めて大切なポイントは10年経っても変わらんな~と思い、まとめてみたいと思います。

ただし!エントリーシート作りで大切なのはポイントの前に大前提があります。それは、

すでに自己分析をしっかりと行っている事

きちんと社会の中で経験をしている事

中高で帰宅部、大学で体育会もサークルも所属してません、アルバイトしたこともありません、大学の授業も受けるだけで話合いしたことありません、家にいるのが大好きで、いつも一人でゲーム三昧…となると、厳しいですね。

今回は、ある程度の経験もあり、自己分析もしている人という大前提でエントリーシートの書き方をお伝えします

ポイント1 起承転結のお作法で書けているか

起承転結?古!って思います?でも、これ、すごく大事です。

起承転結はおおむね以下の内容と割合です。特に「承」が長くなる人がいますけど、どちらかというと「転」での自分の努力を中心に文章を構成します。

私の強みはチームにおいて雰囲気作りができる点だ。(1割)

私は大学時代に所属していた〇〇部で、〇〇をしていた。(2割)

→その時にこんな問題がおきた。

そこで私はどうしたか。→ここのエピソードによる具体性が大事!(5割)

このことから私は〇〇が大事だと学んだ。→それが一番最初の「チームにおいて雰囲気作りができる点」につながる(2割)

ポイント2 エピソードで説明しているか

たくさんのことを箇条書きで書くのではなく、1つの強みをわかりやすいエピソードを交えて伝えることが大切です。起承転結にあてはめた例文は以下のようになります。

私の強みはチームの中で雰囲気づくりができる点です。

私は大学のゼミで〇〇を学んでいました。このゼミは、5人くらいのチームが与えられたジャンルの中から研究テーマを決めて、過去の文献を調べてそのテーマに沿った研究方法を考え、要点を他のゼミ生に発表するというものです。けれど5人それぞれに、研究したいテーマが違い、またコロナ渦でWeb中心という事もあり、なかなかテーマが決まりませんでした。

ようやく大きく2つの研究テーマに絞られましたが、どうしても両者譲らず、リーダーもイライラし始め、雰囲気も悪くなりました。そこで私は、全員で集まることを提案し、ゼミ室で、それぞれの案のメリットデメリットを整理する役を買って出て、ディベート形式で楽しいミーティングを行い、結果的にそれぞれの良さをあわせて持つ別の案が良い事に築いて提案し一つのテーマにまとめることができました。

このことから、どんな時にも楽しむことを忘れずに、それぞれの話を聞きながら物事を決めていく事の重要性を学びました。

ポイント3「人との関わり」「課題解決」の2つで強みを伝える

この時に選ぶエピソードでは伝える強みは以下の2つのいずれかから選びます。エントリーシートは「学生時代がんばったこと」とか、あなたの一番の強みは?」とかいくつかの項目を記入します。ですので、一方を人との関わり方を書いたら、もう一方は課題の解決の仕方を書く、という事ですね。

人とのかかわりの中での強み→協働力

◆リーダーシップとはまた違って、何か起きた時に、皆意見が違ったのだが、それを自分のこうした行動で解決に導いたというイメージ。もちろんリーダー経験がある事が望ましいけれど、やはりそれは一握りの存在になってしまうので、リーダーでなくても、自分がどんな役割意識を持ってチームビルディングに臨んだかが重要です。

どんな課題があり、その課題をどのように解決したか

◆。アルバイトでも、勉強の仕方でも、部活でも、ゼミでも、課題をみつけて解決策を考え実施した結果こうなったというサイクルを記入し、課題発見力からの課題解決力が大切な力です。(例:うまくいかない原因が〇〇にあると考え、〇〇という解決策を考え実行した結果〇〇という結果を得た)。

こちらはぜひ、「キャリアデザイン入門」(大久保幸夫著 日経文庫)を読んでみてくださいね!

ということで、本日はエントリーシートの書き方だけになりましたが、せっかくなので今度、自己分析の仕方、面接対策なども、まとめていこうかなと思います。

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patapatakko
こんにちは、ぱたぱたっこです!45歳の時に先天性の変形性股関節症とわかり、51歳の時に両足人工股関節の手術をしました。手術後は手術前の痛みがうそのように、趣味のバレエも介護の仕事も、大きな問題なくできています!股関節の痛みに不安になる誰かのもとにこのブログが届きますように!