グルコサミンを飲んでますか?とよく聞かれます。

関節軟骨の働き

関節の滑らかな動きは、「関節軟骨」のおかげです。股関節の痛みは、骨と骨の間にあってクッションのような働きをするこの関節軟骨がすり減ってしまうために、骨同士が直接当たってしまうことが主な要因です。痛みのある方ならこの「骨と骨があたる感じ」っていう表現がすごくリアルに感じられると思います。

さて、この関節軟骨は

「コンドロイチン」

「グルコサミン」

「ヒアルロン酸」といった成分からなっていますが、

老化とともに不足していきます。だから、これらの成分を錠剤で補う、考え方としてはありなのかと思いますが、こうした成分を薬や食べ物を接種することで関節軟骨への成分補うことは難しいと言われています。

というのも、関節軟骨には血流がないからです。

むかーし、生物の授業で習いましたが、薬や食べ物は消化管から吸収されて血液の中に入りからだに生き渡りますが、ってことは血流がない関節軟骨には届きません。

けれど、関節液の中にある栄養分が表面から関節内にしみこむことでこうした成分の補給が可能と言われています。しみこむためには「関節の運動」が必要です。つまり、関節がスムーズに動けば、関節軟骨に栄養が補充されます。

すでに変形性股関節症などが進行している股関節は軟骨がすり減った状態なので、進行を遅らせることはあっても、「再生」することは難しいですよね。

ですが、股関節が悪くても、膝が元気だったり、悪くない反対側の足などの関節がきちんと機能することは、悪い足をカバーし術後にも安定した姿勢や歩行をすることを可能にしてくれると思います。ですから、こうした成分が体内に不足しないこと、そして関節を適度に動かすことはとても重要だなあと思います。

さて、答えですが私はグルコサミンを飲んでいません。

栄養バランスに気を付けた食事をし、人工関節である両方の股関節をやわらかくするストレッチや、支える筋肉を鍛え、また有酸素運動により、体中に酸素を送り続けることで、長く今の状態を維持したいと思い、日々がんばっています!

また、2008年に違和感を感じて整形外科でレントゲンを撮ってもらった時に、右足の関節軟骨はかなりすり減って、ところどころ骨と骨があたっている、そんな状態でした.

それでもごりごりにバレエを踊り、時々水泳(ガチなやつ。一度に1000メートルぐらい流して泳ぐ)をしていたために、当時違和感があっても、痛みがひどくはなく、そこから痛みに耐えかねて手術をする2014年まで、6年も過ごすことができました。

具体的な筋力強化の方法

股関節が不安定ですから、股関節に負荷をかけると、大腿骨の骨頭が外の上側へ脱臼しようとする力が働きます。これを阻止するのは外転に作用する筋肉です。この筋肉が働くと大腿骨頭は内側の下の方へ押され、股関節が安定します。そのため外転に作用する筋肉である「中殿筋」を鍛えると、股関節の安定性は増します。

イラストにある場所が「中殿筋」ですから、

立ったままでイラストのように横に足をあげる戻す、

もしくはテレビ見ながら横になっておせんべい食べている時にでも、上になった方の足をそのまま上にあげておろす、あげておろすといった運動がよいでしょう。

中殿筋以外では、股関節周辺の大殿筋を鍛える運動も重要になってきます。こちらの動画を観ていただくとわかるように、私は毎晩寝る前5分ですが、まずは股関節まわりのストレッチをしたあと、中殿筋のストレッチと大殿筋を鍛えるストレッチをしています。

動画はこちらをクリック

詳しく知りたい方は、この本はとってもわかりやすいですよ!↓

参考文献;「人工股関節の手術を受ける人が読んでおきたい本」(公益財団法人 日本股関節研究振興財団)

これからも、週3か4のバレエをともに、きちんとした食生活と、寝る前のストレッチと筋トレは欠かさずがんばりまーす!

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ABOUT US
patapatakko
こんにちは、ぱたぱたっこです!45歳の時に先天性の変形性股関節症とわかり、51歳の時に両足人工股関節の手術をしました。手術後は手術前の痛みがうそのように、趣味のバレエも介護の仕事も、大きな問題なくできています!股関節の痛みに不安になる誰かのもとにこのブログが届きますように!