変形性股関節症「末期」の私の進行過程を3つに分類

私が最初に感じた違和感は、股関節が「かくかく」いう感じ。

なんか、「足、はずれちゃうじゃない?」っていうような。

でも、それまでは変形性股関節症なんていうものを知らなかったし、これといった痛みがあるわけでもないから、あまり気にも留めていませんでした。

しかし、この段階でレントゲンを撮りにいったら

整形外科医

進行期っていうより、末期ですね~。嚢胞も見られるし。痛くなかったですか?

ぱたぱたっこ

え?末期?

「平安」とか「江戸」とかでしか聞いたことがないような、その言葉。

病気でいったらもう、その先がない、お先真っ暗なイメージ。

…でも、痛みに強いからか、バレエで筋肉が骨を支えてくれていたからか、末期とはいえ「かくかく」するだけで、痛みがあるっちゃーあるけど、そんなひどくもないし…。

写真を見ていただければわかるように、結構くっついてますよね~。

それ以降は徐々に進行し、できないことや症状が増えてきたので、「末期」を細分化してみました。

「かくかく期」

「自転車で片足でふんばれない期」

「痛いんですけど~!期」

この3つに分けて紹介してみたいと思います。

「かくかく期」

◆股関節のあたりがかくかくする

これはバレエをしているから特に感じた事かもしれないですね。片足で立って反対の足を膝を折って上にあげて左右にぷらぷらするストレッチをしているときに、股関節がぷらぷらするような、実際に音はしないんだけど、かくかくって言っているような、はずれそうな感じ。これが日に日にましていきました。

◆足の長さが左右違う気がする

整骨院に行ったり、整体や、マッサージに行ったりしたことがある人は、言われた事ないですか?

整体師

「左右の足の長さが違いますね」

たいていの人は左右の足の長さ違うらしいです。私も、そういえば20代の頃に整体に行ったときも、左右の足の長さの違いを指摘されていました。でも、その差が結構

さらに小学生の頃の写真を見てびっくり!片方の足に全体重をかけて乗るような立ち方をしていてめっちゃ体が斜め!私は、先天性とのことだから、もともと、その兆候があったんですね。

◆なんか、足ひきずってない?って言われる

自分ではそんなつもりはないけど、どうも、片足をかばっているらしく、少し痛みが出てきたころ、

同僚M氏

「足痛いの?ひきずっているよ」

と言われることが増えました。特に階段の上りおりの時に、痛くない方の足を軸にして一段一段確認するように上り下りしていました。

「自転車で片足でふんばれない!」期

◆自転車で片足ついてふんばれない

自転車に乗っていて、信号待ちするのに、片足ついて待つじゃないですか。その地面に足をつくときになんか不安な感じがして。いつもなら大丈夫なんですけど、その時は息子の野球の荷物を前かごにいれていて重く、さらに、ちょっとした下り坂の信号で止まろうとしたら、その前かごの重さを、片足でふんばって支えきれずに自転車を倒してしまったことがあります。痛いわけじゃないんです、踏ん張れないんです。

もうこれははっきりと二つことがうまくできなくなりました。

◆靴下をしゃがんではけない

私は体が柔らかかったので、しゃがまずに立ったまま前屈で靴下をはくことができたので、あまり困らなかったのですが、バレエタイツをはく時に片足で立って足の先を入れるのがだんだんできなくなっていきました。

◆足の爪切りがうまくできない

なんか、だんだん届かなくなるのよね、足の爪先まで手が。ペティキュアを塗るのもそうですね。うまく股関節がまがらないから、届かない~!

ちなみに…

現在も、この二つは苦手です。(術後はパンツをはく時足をパンツに通すのが大変でしたね。)

◆床に座るのがしんどい

保育園や小学校の学芸会や発表会で、教室や体育館に、運動会ならグランドにシート敷いて座りますよね。あぐらやらお姉さん座りやらを長時間していると、立ち上がるのが大変なくらい腰や股関節がロックされちゃいます。バレエでいうと、座りポーズから立ち上がることが、うまくできなくなりました。

「痛いんですけど~」期

◆歩いて痛い

最寄り駅から家まで普通に歩けば8分くらいの道のりを。手術前は15分くらいかけて、歩いては止まり、歩いては止まり。

◆立っていて痛い、座っていて痛い、イスに座っていてもダメ

ずーっと立っているとか、ずーっと床に座っているとか、同じ姿勢を続けていると、その後どうにもこうにも動けなくなる。いすに座るのも長時間はNG。出張で飛行機に乗って、たかだか1時間半のフライトでしたが、立ちあがって、歩き出すのが大変で、そのあと、うまく歩けずに苦労しました。

◆重いものが持てない

スーパーで、ちょっと多めに買い物をしてしまって大後悔ってことがしょっちゅう。体重+荷物の重さに、股関節が耐えられないの~。これこそまさに牛歩。少し歩いて荷物置いて。また持って少し歩いて荷物置いて。なので、仕事帰りの駅近くのスーパーでの買い物はしなくなりました。

◆腿のあたりを持ち上げて車に乗る

運転はしていましたが、長時間のドライブは腰にくるのと、右足が悪い時は、万が一、アクセルからブレーキに急ぎ踏みかえるときに痛みが走ったら怖いので控えていました。車に乗るときは、痛い方の足を腿のあたりからよっこらしょと持ち上げて車に乗っていました。千原ジュニアさんが、YouTubeで同じことしていましたね。

今も車に乗り込むときは、可動域がせまくなった関係もあって、少し乗りにくいです。仕事でハイエースを運転することがあったのですが、ハイエースの座席がこれまた高くて…乗るのもどっこいしょ、降りるときも、滑り降りるような感じで、(特に慎重152センチの私には)厳しいですね。

◆夜に痛みで目が覚める

これは手術を決意した一番の理由だったかもしれないですね。歩いて痛いとか、立っていて痛いとか、そういうのはいいけど、寝つけない、寝ていても足が痛くて目が覚めてしまう、これはかなりのダメージでした。

痛みには勝てませんでした

ということで以上が、2008年に5月に末期と言われた私が、手術をする2015年1月までの約7年弱の過程です!

長男大学受験、長女高校受験を翌年に控え、ちびはまだ小学校4年、母ちゃん2週間も家にいなくて大丈夫なのか?と伸ばしに伸ばした手術を決断したのは、痛みに耐えられないこと、受験の時に歩けない母でどうする!といった理由が大きかったですね!

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ABOUT US
patapatakko
こんにちは、ぱたぱたっこです!45歳の時に先天性の変形性股関節症とわかり、51歳の時に両足人工股関節の手術をしました。手術後は手術前の痛みがうそのように、趣味のバレエも介護の仕事も、大きな問題なくできています!股関節の痛みに不安になる誰かのもとにこのブログが届きますように!