こんにちは、ぱたこママです。
31歳で腰痛対策でクラシックバレエをはじめ、その魅力にはまって27年、間に3人子どもを産み育てながらも、今ではトウシューズをはいて発表会で踊るまでになっています。
もちろん、おばちゃんの趣味ですが、きのうできなかったピルエットが今日できたり、ピケがきのうより一回多くまわれたり・・・もしくはポーズがどうしたらより美しく優雅なのか、発表会でどんな表情で踊るのがいいのか・・・など、日々成長することが60歳近くても得られるものだのだと、自分の生活に欠かせないものになっていました。しかし・・・。
45歳の事でした。
もともとの腰痛の悪化とともに、右足の股関節痛を感じ出しました。特に踊った後に、かくかくいう感じで、駅の階段などでひざが外を向いてしまう。
いつもお世話になっている整骨院の先生の勧めで整形外科を受診したところ、先天的に右足の股関節受けの部分が浅いという、先天性股関節変形症と判明。
それは2008年6月、私が45歳の事でした。
医者の診断では、
- 嚢胞ができているため進行期と判断される。
- もともとあった腰痛もこれが影響していると言えるだろう。
- けれど、進行期にしては、左右を比較しても骨盤のずれもなく、関節の軟骨は磨り減っていない。
- おそらくバレエで筋力を鍛えているために、骨が筋肉にがっちり支えられている。
- しかし、足への負担を考えると趣味のクラシックバレエをできれば水泳に変えた方がいい
- というのも、この病気は、「治らない」ために(つまり、軟骨が磨り減ると骨と骨がぶつかっていたいし、嚢胞はもう治癒しないため、ゆるやかに、もしくは急激に進行する)ゆくゆくは人工股関節にするしかない
- しかし、人工股関節には耐久年数があるため、45歳の私は、できるかぎり進行を遅らせて人工股関節にする時期をせめて10年以降(55歳とか60歳とか)にしたい。
- そのためには、体重管理と、運動療法が重要で特に水泳がのぞましい
さらに整骨院の先生のアドバイスとしては
- バレエのストレッチ&筋力トレーニングは続けた方がいい。
- ただし、聞く限りだと、横の動きや側筋、腹筋など、バレエではつかない筋力は自分でトレーニングする必要がある
- また、体重管理の点では、(バレエによって体重管理がかなりできている私;現在153センチ51キロ;バレエはじめる前は56キロ)
- しかし、やはりジャンプや右足を軸とした回転や右足だけでトウシューズでたつといった動きは避けた方がいい(進行を遅らせるという意味では)
- 5月と(終了)7月にある発表会は、だから急に悪くなるものでもまいし、踊っちゃってください。
たりら~らりらりら、ら~
そんな音楽が頭の中に鳴り響いて
最悪じゃん、私、なんて不幸なの?
もうだめって事?バレエは踊れるの?子供は無事に育てていけるの?
歩けなくなるの?
などと不安ばかりがうずまいていました。
けれど、別にだからといってきのうと何か違うわけでもなく。
劇的に痛みが来るとか、体調に変化があるわけでもなく。
悲劇のヒロインになりたい自分が肩透かしにあうような。
お医者様も、整骨院の先生の共通のアドバイス
「自分の立場としてはバレエは辞めた方がいいと言いたいところだが、個人的には、生きがい重視でポジティブに生きがいを追求しながら、うまく股関節の痛みとつきあっていってほしい」
そう!ポジティブに!
バレエの先生にも股関節が悪いことを伝えました。
悲劇のヒロインチックな感じで。
でも先生もとてもいい方なので
だからって、明日から何か変わるわけじゃないよね?やっちゃだめなことは何でしょう?
えっと、ジャンプはあんまり激しくやらない方がいいかな~
え。それだけ。
でレッスンではジャンプは避けるようにしたのですが、ジャンプをしなくなったら随分レッスン後がの股関節が楽な気がしたような、でも思い込みのようなって感じでした。
発覚する直前のこの年は、5月25日に、年明けから準備をしていた大きな発表会がありました。なので、足の不調を抱えながらも、まわりにも特に伝えずにいましたが、午前中のゲネでやはり痛みが出たので、午後の本番前は痛みどめを服用しました。でも日ごろはほとんど飲みませんでした。
その年はそのあと7月にももう少し小さな発表会もあり、それが終わってから、じっくりとこの事実を考えはじめました。
ポジティブにポジティブに!勝手に自分を悲劇のヒロインにして酔わないように!
え、え、どうしたらいいの??