昔から、日本のドラマは大好きだけど、韓流ドラマは全く観てこなかった私。
海外ドラマでいうと、「BONES」「メンタリスト」「クリミナルマインド」「ナンバーズ天才数学者の事件ファイル」といったFBI的なドラマが好きで。
最近は「BLACK LIST」にはまり、NETFLIXを家のテレビで観ている毎日でした。
コロナとともに、シーズン1から観始めて、まだまだだと思っていたのに、ついにシーズン7(当時。今はシーズン8始まっています!)、つまり本放送においついてしまい、さて、観るものがない…。とNETFLIXで海外ドラマを検索していたら、やたら「愛の不時着」を推してくるわけですよ。
まあ、そこまで言うならと見始めたら…。
愛の不時着
勝手に、タイトルからメロドラマで、主人公とヒロインのどろどろとした愛憎劇かと思ったら、めちゃさわやかなコメディ!それに、カムカムエブリバディじゃないですが、伏線回収が見事!さらに内容も、展開にハラハラドキドキ、さらにヒューマンドラマ的要素も満載で、いろいろな場面でウルっとしてしまう。
ヒョンビンを初めて知ったのだけど、かっこいいけどお茶目で素朴で、何この人~!って叫びたくなるくらい。
そして、相手役のソ・イエジンがまた、魅力的で、かわいくて、きれいで、強くてたくましい、うーん、日本の女優さんにはこういうタイプいないかも。二人の関係に、ドキドキやきもき。そして実生活でも結婚したとなると、親戚のおばちゃんのようにうれしくなってしまいました。
ラストも、
そーきたか~!
と。
観終わってからも、え、あれってあの時どうだったのとか、前にさかのぼって確認したり、その後を想像して余韻に浸ったり、十分楽しむことができました。
となれば、こりゃ~ブラックリストの続きが始まるまで、韓流でも見るかと。以下、私が見た時間軸で観ていきましょう
彼女はキレイだった
次に観たのが、コレ。動機は不純で、ちょうど、日本でリメイク版をやっていて、これみたらこの先のストーリーわかるんだ、と思って観始めました。そしたらこれまた、かなり質の高いコメディで。
その時は全く韓国の俳優さんを知らずに見たけれど、パク・ソジュンのツンデレぶりがめちゃめちゃ魅力的!
ヒロイン役のファン・ジョンウムのイケてない外見と失敗ばかりのがさつな態度のアラサー女子から、キレイになった後の変貌ぶりに唖然!見た目だけではなく、所作や話し方や表情など洗練された女性が、顔を何度も観てもとても同じ人とは思えず、これまた、脱帽。
また、ヒロインを取り合う男性といえば、日本だと、シュッとしたイケメンを配役するのですが、そこに、個性的というか、ごりごりの、圧ありありの高島兄のような役者さんをもってきて、これがまた、いい~。
これは本腰いれて韓流見るかと、次には、「愛の不時着」のヒョンビンの若かりし頃の作品が軒並み上位にあるではないか!と片っ端からみたのですが、これまた、ヒョンビンが時代時代、役で全然違う。
私の名前はキム・サムスン
このドラマのヒョンビンは、若くて、勢いがあって、野性的な魅力があって、見た目は山崎賢人ってところでしょうか。
韓国と日本の違いは、「財閥」と「庶民」の格差がリアルな点。財閥の御曹司と庶民の恋、みたいなのは、日本の「多くが庶民」のお国柄からは現実感ないけど、韓国ドラマは多いですね。さらに、このドラマは、若くてまだこれからの財閥御曹司が、ちょっと、太めのおばちゃん的な女性に魅かれていく、それも、ちゃんと魅かれる理由が見ている人もうなずける内容で、世のアラサー以上の女性に「ひょっとして」「私もヒョンビンみたいな若い男子と…」と思わせる要素満載でした。
「愛の不時着」の落ち着いたヒョンビン観たあとに、この、若くて傍若無人なヒョンビンみると、いや~、またまたほれてまうやろ~。
シークレットガーデン
この時のヒョンビンは、もう少し大人の落ち着きが出てきて、財閥の御曹司がしっくりくる。外見は藤木直人にそっくり。
これまた、大金持ちなにですが、世間知らずでちょっとKYなだめっぶりがいい。途中で主人公の女性と魂が入れ替わるという日本では古くは「転校生」(古!!)、最近では「天国の地獄」のような設定ですが、お、なかなかこいつやるやないか~という演技。同時進行していく、他の登場人物たちのドラマもいい。
3作観た段階で、ヒョンビン、本当に同じ人ですか~と誰もが声をあげたくなるんじゃないかな。日本に、こんなに、年齢を重ねることに、深みを増して、まったく違う味わいの人、いただろうか~!
で、次に、「彼女はキレイだった」のパク・ソジュンとファン・ジョンウムが出ているドラマがあるんだ~、と観始めたのが。
キルミーヒールミー
最初、女主人公がうるさすぎるかな~と思っていたのですが、段々とその韓国的な「強くて」「ちょっとオーバーなくらいに主張する」女性の役柄に慣れてくると、日本のドラマに出てくる女性はむしろ、こうしたコメディエンヌ的な要素が少ないなあと思い始めたり。
話の展開はコミカルなんだけど、心の癒しをテーマにしているので、考えさせられることも多い。ストーリー展開もハラハラドキドキの、え、そういうことだったの!繰り返しで、いや、これは、やられました。
そしてなんといっても、主役のチソン。一人5役くらいするんだけど、全部本当に違う人に見える。中居くんかと思えば綾野剛。かと思えば女子高生だったり、オタクだったり。日本でこのドラマリメイクしてほしいけど、できる人…いるのかなあ。
チソンは「知ってるワイフ」でも主役をやってますね。
パク・ソジュンが切なくて、またいい。
トッケビ
これは、本当に何度でも観たい!順位をつけるとしたら私の中でのダントツ1位。
多くは語りません。輪廻転生の話をこの壮大なスケールで、時間軸を超えてそれもこんなにコミカルに作れるとは、脱帽です。主役のコン・ユ、キム・ゴウン、本当に素敵です。(コン・ユはイカゲームに出ていましたね)
また、このドラマで出てくる死神(イ・ドンウク)とサニー(ユ・インナ)の二人が演じるドラマ「真心が届く」を、今、ちょうど観てますが、ユ・インナがもう、かわゆくて、きゅんきゅんしてます。ネタバレになるので多くは語りませんが。
若かりしユ・インナは、シークレットガーデンにも出ていて、韓国ドラマ初心者は、あ、この人あのドラマのこれに出ていた!に気づくのも楽しみの一つですね。
トンイ
王宮ものって、日本で言う時代劇でしょ?時代背景もよくわからないしなあ、と思っていたのですが、このドラマははまっちゃいました。
もう、トンイにめろめろな王様のチ・ジニのイケオジぶりにきゅんきゅんしてしまうのよ。
また、常になんらかの謎を解いていくのですが、医療的な観点からっていうのが、FBIの検視官っぽくて、私の興味にどんぴしゃで気持ちいいです。さらに、人柄とそうした実力でのし上がっていくのですが、はらはらドキドキの連続、さらにそのエピソードの一つ一つがよくできて、時には、え?って思うような結末にも、なるほど~そうきたか~と納得してしまう。
これも、位の高い人と下々の民(むしろ犯罪者の娘)っていう設定。王宮ものは、衣裳の美しさでも楽しめますよね。
まとめ
勝手に、「韓流ドラマ」は冬のソナタのような恋愛、昼メロ的なドラマが多いのだろうという私の予想を大いに裏切ってくれました。俳優も女優も個性的で魅力的、ドラマの作りもしっかりしていて、また、コミカルな仕立て、演技、レベル高い!また、韓国の文化を知る機会にもなりましたが、日本よりも、女性がしっかりしていて、欧米的な雰囲気を感じました。
気軽に楽しめる恋愛ドラマも多く、王宮ものもまだまだいろいろと掘り起こせそうで、イメージで勝手に遠ざけていたのがもったいなかったなあ~と改めて。
中でも私のランキングは以下!
1位 トッケビ
2位 トンイ
3位 キルミーヒールミー
ただ、どれも超大作で、1時間以上のストーリーがトッケビで16話、キルミーヒールミーで20話、トンイにいたっては60話!
これからも楽しんでいきます!
めちゃめちゃおもろいやないか~い!