2025年問題、2035年問題は自分の問題です

2025年問題という言葉を聞いたことがありますか?

いわゆる「団塊の世代」と呼ばれる方が、2025年には75歳以上、つまり後期高齢者となります。この団塊の世代が800万人。これにより、総人口1億2257万人のうち、後期高齢者の人口が2,180万人に達します。

つまり、2025年問題とは、超高齢社会が訪れることで起きる様々な社会的な影響を言いますが、中でも、医療費や介護費、それに伴う現役世代の負担の増大です。一般的に、この「負担の増大」は例えば年金など経済的な事に注目されがちです。もしくは「介護職」が減少するからここの人材確保を!とという事が話題になりがちで、自分事としてはなかなか捉えられないですよね。

けれど、介護職が不足するということはどういうことかというといざ、自分の親や祖父母が要介護状態になったとして、預けたいのに、デイサービスがもういっぱいだったり、施設も定員オーバーだったり、ヘルパーさんに来てほしいのにみつからなかったり…。

つまり、仕事を休んで自分や家族が介護をする必要性が今以上に増すということです。ひいては介護離職へとつながる問題です。

介護についていろいろな知識を得て、早め早めに準備をすることで解決することがあると、このブログでも言ってきましたが、それは、あくまでも、まだ現在は介護の人材不足がそこまで深刻ではなく預けようと思えば、ヘルパーさんに来てもらいたいと思えばまだまだ可能だから言えることです。

けれど、2025年以降、もしくは2035年問題という言葉もありますが介護職の人手不足が深刻になればなるほど、家族が自分たちで支援をする頻度があがるということです。介護の人材不足は、社会問題だと、他人事のように思っていても、実は明日は自分に関わる事。

当事者意識をもってこの問題を考える人が増えていってくれるといいなと思います。

あわせて、点検しよう自分の生活力

介護職の人にある程度頼むにしても、自分自身に生活力があるかどうかの点検も重要です。

お湯を沸かす、お茶をいれる、ごはんを炊く、みそ汁を作る、おかずを作る、ごはんを食べる、食卓を片付ける、洗い物をする、トイレに行く、トイレをきれいにする、トイレットペーパーを補充する、お風呂を準備する、お風呂に入る、お風呂の掃除をする、身だしなみを整える、着替える、古くなった洋服を捨て新しいものを準備する、洗濯をする、洗濯ものを干す、洗濯ものを片付けてタンスに入れる布団を準備する、布団の清潔を保つ、布団を干す、布団を片付ける部屋を片付ける、掃除する、分別してごみを出す不用品を粗大ごみに出す…。

いざ介護をする、親の生活支援をしようと思った時に、こうした生活力をきちんと持っているかいないかで介護への負担感が変わってきます。さらに、食事を介助し、着替えを手伝い、トイレや入浴も介助するわけですから。

日ごろから、自分の生活をきちんと送り、生活力をつける事、面倒がらずに、大切にしていきたいですね。

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patapatakko
こんにちは、ぱたぱたっこです!45歳の時に先天性の変形性股関節症とわかり、51歳の時に両足人工股関節の手術をしました。手術後は手術前の痛みがうそのように、趣味のバレエも介護の仕事も、大きな問題なくできています!股関節の痛みに不安になる誰かのもとにこのブログが届きますように!